オンライン申請率92%!資格の受験申込・受験料支払いを電子化し、窓口負担軽減・証紙ミスの課題を解決した県庁事例

岐阜県庁の『毒物劇物取扱者試験』がオンライン化され、初年度で電子申請率92%を達成。ノーコードツール『LoGoフォーム』を活用して業務効率化を実現。受験者と職員の双方にかかる負担を大幅に軽減した事例をご紹介します。


都道府県知事が資格付与者となる国家資格は、「登録販売者」や「毒物劇物取扱責任者」、「狩猟免許」など多岐にわたります。各試験の手続きにおいて、受験者の申請や受験料の支払いを受け付けています。

今回は、岐阜県庁における「毒物劇物取扱者試験」の受験申込・支払いのオンライン化事例をご紹介します。

ノーコードツール「LoGoフォーム」を活用し、導入初年度にして電子申請利用率92%という高い成果を上げた背景と、具体的な業務削減効果について解説します。

紙による申請が招く「記入漏れ」と「証紙の貼り間違え」

岐阜県が所管する「毒物劇物取扱者試験」の受験申込、受験料支払い手続きでは、従来の紙ベース・窓口受付(保健所経由)において、以下のようなアナログ事務特有の非効率事案が発生していました。

  • 記入漏れ・不備対応のコスト

郵便番号や、証明写真の撮影年月日の記入漏れ等、様々な不備に対し、電話で確認を行っても応答がないケースが多く、手続きの対応をする職員の負担となっていました。

  • 手書き文字の判読が困難

手書き文字の判読が難しく、出願者名簿の確認を慎重に行う必要がありました。名簿作成は委託していましたが、氏名の「異体字」が見落とされることや、代替文字で入力されるケースがありました。

  • 証紙の貼り間違え

最も多く手間のかかる不備事項は、県証紙の貼り間違えです。願書には県証紙を購入・貼付する必要があるのですが、受験者が誤って「収入印紙」を購入し、貼付される事案が散見されていました。

  • 経由事務によるタイムラグ

願書は窓口提出の場合、保健所を経由して受理するため、本庁への到着に時間を要していました。

LoGoフォームで「受験申込・決済」を完全オンライン化

これらの課題を解決するため、薬務水道課はデジタル戦略推進課と連携し、「行政手続オンライン化自走支援ワークショップ」に参加。令和7年度から「毒物劇物取扱者試験」の申込手続きをオンライン化しました。

原則電子申請での受付として、受験者が電子申請を行うことができない場合に限って郵送申請にも対応しています。

実際のフォームはこちら

□■ 毒物劇物取扱者試験願書入力フォーム サンプルフォーム ■□

https://logoform.jp/form/trustbank/1333188

LoGoフォーム上で必須項目の制限や誤記載を防ぐエラー設定を行ったため、誤入力は大幅に改善したほか、判読確認に要する時間の削減にも繋がりました。

受験者は、オンラインでクレジットカードやPayPayを用いて支払まで行えるため、収入証紙の購入も不要になりました。

領収書発行に関する問合せに対しては、申請完了後、申請者に自動で送信される受付完了メールに「領収書は発行しませんので、この受付完了メールを保管し、領収書の代用としてください」と追記することにより、対応業務の軽減が可能です。

電子申請率92%!保健所業務の削減を大幅実現

導入初年度(令和7年度)の出願状況は、総出願者数250名に対し、電子申請が230名に達しました。電子申請比率は92%となり、郵送申請(8%)を大きく上回る結果となりました。一部郵送による申請もありましたが、懸念されていた証紙の購入ミスも1件もなくスムーズな受付事務が実現しました。

電子で受付ができることにより、従来窓口を担っていた保健所においては、願書の配付・受付業務がなくなり、業務量が大幅に削減されました。

受験者は、24時間いつでもどこからでも申請可能に

試験手続きのオンライン化は、受験者にとっても大きなメリットをもたらしています。

日中、保健所の窓口へ願書の取得・提出へ行く必要がなくなり、証紙購入も不要となりました。岐阜県の「毒物劇物取扱者試験」では、例年、県外受験者も存在しますが、県外から保健所へ来る時間、県証紙を購入する手間もなくなりました。

まとめ 資格試験の受験申込・支払いのオンライン化は受験者、職員の双方の負担軽減に!

岐阜庁では、資格試験の受験申込・支払いのオンライン化によって、資格試験の受験を志す申請者にとって負担となっていた対応、職員の負担となっていた業務を大幅に削減することに成功しました。

資格試験業務において、「紙・窓口・証紙」の対応に苦労されている自治体様は、ぜひ岐阜県庁の事例を参考にオンライン化の推進を検討してみてはいかがでしょうか。