
紙ベースの掲示や内線電話といったアナログな連絡手段をデジタル化し、業務効率化を推進されている北海道鹿追町国民健康保険病院様。職員1人1台のPCがない環境で、個人スマホを活用しながらいかに多部署間でのスムーズな連携を実現したのか、具体的な活用方法や効果についてお話を伺いました!

◆お話をうかがった方
北海道鹿追町国民健康保険病院
事務長 袰岩様 / 医療事務係長 浅野様

◆北海道鹿追町国民健康保険病院
◆人口:4,822人(令和8年2月末現在)
◆世帯数:2,457世帯(令和8年2月末現在)
◆予算規模:105億8,700万円(令和8年度当初予算案・一般会計)
◆面積:404.70平方キロメートル
利用状況
ー 利用状況について教えてください。
現在、当院では正規職員・会計年度任用職員を合わせた約58名の職員のうち、約7割がLoGoチャットを利用しています。職員は1人1台PCを所有していないため、個人スマホでの利用がメインとなっています。
導入の背景
ー 導入の背景を教えてください。
内線や紙、対面といったアナログな連絡手段による情報共有の非効率さが課題となっていたところ、全庁で利用中の鹿追町役場からLoGoチャットの提案を受けました。ご担当者様ご自身が庁内で利用していて、既に利便性を感じていたことから病院内での紙の削減や内部連絡の効率化を目指して、令和7年4月頃から利用を開始することとなりました。
実際の活用シーン
ー どんなトークルームを作成されていますか。また、具体的な活用シーンを教えてください。
全職員が参加する「鹿追国民健康保険病院グループ」を作成し、主にメンテナンス情報や日程変更の周知に活用しています。
医療機器のメンテナンスや点検日時を通知
検査室にある医療機器のメンテナンスや点検日時をLoGoチャットにて一斉周知しています。
それを受けて、リハビリ部門が即座に「了解」と反応したりと他部署との連携がスムーズに。テキストとして情報が残るため、伝達漏れも解消しました。

事務から会議の日程変更の連絡
会議の日程変更について、変更内容が記された資料を添付して周知しています。
また、漏れなく確認してもらうための以下の工夫を実施しています。
- 資料だけでなくテキストも併せて送信:中身まで開いて確認しない方がいるため、変更内容をテキストでも記載して送る。
- 未読者への直接フォロー:LoGoチャットでは既読・未読者が分かるため、未読の方を確認し直接声をかけることも。

ー どのような導入メリットを実感していますか。
スマホでいつでもどこでも勤務表の確認が可能に
今まで毎月の勤務表は、紙ベースで外来や病棟に掲示されるだけでしたが、LoGoチャットにもファイル添付することで、
いつでもどこでもスマホから勤務状況を確認できるようになりました。
24時間いつでも送信・閲覧できるため、円滑な情報共有が可能に
勤務時間が異なるため情報共有にタイムラグが生じていたが、スマホから「自分のタイミング」で連絡ができるように。
伝えたい側は忘れないうちに送信でき、受け取る側は出勤時にまとめて確認できるなど、効率的で柔軟な連携が可能になりました。
「一旦チャット」で電話が減少し、業務効率も向上
相手の不在時、電話のかけなおしや戻りを待つなど業務が停滞していましたが、「まずはチャットを送っておく」という習慣が定着したことで、不必要な電話が大幅に減少。お互いの作業を止めることなく都合の良いタイミングで確認・返答ができるため業務効率も向上しました。
最後に
ー 北海道鹿追町国民健康保険病院様、貴重なお話を教えていただきありがとうございました!
今回、お話をお伺いするなかで特に印象的だったのは、単にアナログをデジタルに置き換えただけでなく、現場の「心理的負担」を解消されたことでした。
電話をかける際の「相手の時間を奪ってしまうのではないか」という気遣いや、不在時の折り返しを待つ時間は、多忙な医療現場において職員お一人お一人の負担となりえます。これを「一旦チャットを送っておく」という文化に変えたことで、送信側は忘れないうちに発信でき、受信側は自分のタイミングで確認できるという、お互いを尊重した「非同期コミュニケーション」を実現いただきました。
私たちは、こうした現場の創意工夫を支え、職員の皆様が本来の専門業務にさらに集中できる環境を、今後も共に創り上げていきたいと考えております。
なお、北海道鹿追町国民健康保険病院様の事例をまとめた、庁内展開用のA4資料がございます。
ご希望の方はサポートルームよりお声掛けください!
※資料のお渡しは自治体様に限ります。
